なぜ、日本人の英語学習は“マイナス”から始まってしまうのか?
- 6月7日
- 読了時間: 5分
更新日:6月14日
📌 時間がない方、まずはこの記事でざっと内容を把握してから
もし興味が湧いたらこちらの動画でさらに深く理解していただくのもおすすめです:
この動画では、「なぜ日本人の英語学習は“マイナス”から始まるのか?」というテーマを、脳の中の“音の処理工場”という比喩で解説しています。
とはいえ、13分の動画を見る時間がないという方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、動画の中でお話しした要点をすべてまとめ直しました。
・リスニングしても聞き取れない
・発音を頑張っても通じない
・自分には英語が向いてない気がしてきた…
そんな悩みを持っている方にとって、
「自分の脳で何が起きていたのか?」を明確にできる内容になっています。
⬇️動画を観る前に、もしくは観た後の理解を深めるために、ぜひご活用ください。⬇️
🍙 なぜ英語が聞こえないのか?それは“おにぎり”があるから
日本語話者の脳内には、“おにぎりを作る工場”が標準装備されています。
なぜ「おにぎり」で例えているかというと、
日本語は「子音+母音」というワンセットのリズムで音を処理するしくみになっているからです。
たとえば「ka」「sa」「to」みたいに、“コメ(子音)”と“具(母音)”が必ず一緒に握られてるような感覚です。
※日本語の脳は「子音だけだと不安」なので、勝手に“具(母音)”を足して完成形にしようとするクセがあります。(strikeがストライク[su][to][rai][ku]になる)
つまりこの時点で、「そもそも単体の素材(子音)をそのまま受け止める」ということ自体に慣れてない――
という脳内習慣が、リスニングとスピーキング両方に影響してるんです。
一方で英語は、“スムージー”。
子音、母音に関わらず、いろんな音(フルーツ)を瞬時に混ぜて、つなげて、変化させて話す言語です。
この「おにぎり工場」で「スムージー」を作ろうとすることが、
聞こえない/伝わらない/わからないという問題の根っこにあります。
🔬 脳科学の実験でも明らかに
実際、日本語話者の脳は、英語の単語でさえ“おにぎり構造”で処理していることが研究で示されています。
英単語 “bench” を読む前に「bell」をチラ見せすると反応が速くなるのに、
「bark」や「dark」を見せても反応が鈍い。
→ 脳が「子音+母音」の“まとまり(モーラ)”じゃないと、うまく処理できないことを意味しています。
つまり、英語に触れた瞬間、日本語処理モードが勝手に立ち上がってしまっているんです。
😵 リスニングが爆死する瞬間
たとえばこんなフレーズ:
“Did you eat?”
文字で見れば誰でもわかるのに、音になると――
「ディジュイー?」
え?どこがDid?you?eat??
単語の数すらわからない…!
これは「おにぎり脳」が、“音のコロコロ感”を探しにいってしまってるせいです。
🌀 ここからが本当の地獄:「負のフィードバックループ」
問題は、このズレたまま努力してしまうこと。
❌ ステップ式・地獄の連鎖:
日本語っぽい音で練習・記憶(例:「su-to-ra-i-ku」)
脳が「これが正解」と信じて強化される
でも実際はスムージー脳には伝わらない
聞き返される/通じない経験で自信を失う
恥ずかしくなって話すのを極力避ける
英語に触れる時間が減る → 上達しない
もっと苦手意識が育つ
ついに「自分は英語ができない」と思い込んでしまう
これはまさに過去のKaiが経てきた道です。
→ そしてこれが“おにぎり工場ネガティブフィードバックループ”です。
🛑 解決法は、「一度立ち止まって処理回路を変える」こと
才能の問題ではありません。
脳の“工場設定”を、日本語仕様から英語仕様に切り替えることが必要です。
🚧 そのために必要な3ステップとは?
✅ ステップ①:音を“粒”で感じる
英語の音を「s」「t」「r」など音素ごとに感じる耳を育てる
✅ ステップ②:音を順番どおりに保持する
一瞬だけ聞こえた音を、崩さず頭の中で並べておく力
✅ ステップ③:音が変化したまま処理する
Did you eat → ディジュイー?のように、つながった音をそのまま受け止める脳のクセづけ
🔁 この流れができれば、あなたの脳にも“英語スムージー工場”が立ち上がる
つまり、「聞こえない」は“耳の問題”ではなく、
“脳の処理回路”を変えることで乗り越えられるんです。
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🟩処理のクセを変えることで、英語は“聞こえる・話せる”に変わっていきます。
Day 1 Englishでは、進捗を報告し合えるコミュニティも用意しているので、ひとりじゃなく、仲間と一緒に前に進んでいけますよ!SNSでは存在感のないKaiもここではアクティブです。ぜひこの機会をDay 1にしてあなたも参加してみませんか!